6月25日、京都駅近くのキャンパスプラザ京都で行われた「脱カルト協会公開講座2011」に関西・中四国の学生代表たちと共に参加してきました。
今回の公開講座のサブタイトルは「カルト問題からみた大学の役割」。
大学で実際に学生支援を担当する先生方が来られるということでCARPとしても非常に関心をもって参加しました。
特に岡山大学の松岡洋一教授、大阪大学の太刀掛俊之准教授の講演は実際に大学の学生支援の現場で活躍される方ならではの示唆のある講演でした。
松岡教授は講演の中で、岡山大学のカルト対策の経緯と現在までの取り組みに対して説明しました。松岡教授はCARPの学生との対話も取り上げていたりと、対策する側だけでなく、対策される側のことも真剣に考え、学生を守ろうという大学としての器の大きさを感じました。
また、太刀掛准教授は講演の中で「学生をカルトだからといった目で見てはいけない。同じ学生として支援を行わなければならない」と話し、学生を対等に見つめ、接しようとする姿に教育者としての決意を感じさせられました。
2名の先生からはたくさんの示唆を受ける内容があり、非常に有意義な時間でした。しかし、公開講座全体に対しては容認することができません。
特に、高山正治牧師を講師として招聘したことに関してはCARPとしては苦言を呈したいと思います。
高山牧師は統一教会信者に対する拉致監禁を伴う強制改宗を指導したとして被害者たちから被害の声が多数挙がっている人物です。
このような人物を招聘する日本脱カルト協会自体が「拉致監禁・強制改宗」を是認すると思われてもおかしくありません。
他の講演に関しても改めて報告したいと思います。
今後もこのような場があれば、もっと多くの学生メンバーも参加できるようにしてまいります。
参加した各大学の代表たちの感想はサイト右上のMembers Blogから各大学CARPのブログを御覧ください。