全国からCARPメンバーの有志が集まり、11月17日から21日までの5日間、伊豆大島災害ボランティアの活動に参加しました。
今回は統一教会平和奉仕ボランティア隊「UPeace」と連携しての活動で、UPeaceの加藤キャプテンとともに6名のCARPメンバーが現地に赴きました。UPeaceとして、大島災害ボランティアに行くのは今回が初めて。
伊豆大島では、今年10月16日の台風26号による記録的な豪雨(15日9時から16日9時までの24時間で824mmの積算雨量)で大規模な土砂災害が起こりました。これまでの調査で、35名の方が亡くなられたことが分かっており、現在も4名の方が行方不明となっています。被害を受けた家屋は、全壊・半壊合わせて106戸と言われています。すでに自衛隊や警察、消防による大掛かりな作業や捜索は打ち切られていますが、島内外のボランティアによる作業は現在も継続して行われています。
活動報告
11月17日の夜、東京から伊豆大島に向かって出発し、18日の早朝に到着。現地は風が強く、思った以上に肌寒く感じました。
18日の朝から21日の昼までボランティア活動を行っていきました。
作業としては、屋内の泥だしや清掃、消毒、側溝掃除などが主な内容で、作業の傍ら現地の方々から話を聞く機会もありました。
また、19日と20日の早朝に、災害直後から現地で活動を続けているボランティア団体のリーダーの案内で、災害現場の視察を行いました。リーダーの方から聞く当時の様子や今なお生々しく残る傷跡を見ながら、「自然災害の恐ろしさを改めて感じた」というメンバーもいました。
<屋内の泥だし、清掃、消毒の様子>
<側溝掃除の様子>
参加者の感想
為に生きる喜びの心情を得ることができた。(男性)
ボランティアというのは単なる作業ではなくて、人々の幸せに対して責任を持って投入していく立場だということに気づかされ、改めてその大変さや重要性を感じることができた。(男性)
ほぼ毎日作業させていただいたお宅の方との出会いが印象的でした。初日お会いした時はとても疲れたご様子で、「見知らぬボランティアがたくさん家に入って精神的負担になっているのではないか」「我が家の惨状を見る度に希望を失っているのではないか」などと考え、自分の行いが本当にこの方を喜ばせられているのだろうかと不安になりました。しかし、少しでもきれいになった家を見てもらい、元気になってもらえたらと思いつつ、作業を行い、最終日に笑顔を見せてお話もたくさんしてくださる姿を見て、私もとてもうれしい気持ちになりました。(男性)