道徳教育にマインドフルネスを導入【2017グランプリ】

 

 道徳教育にマインドフルネスを

 

「政策立案コンテスト2017」では東大CARP女性チームがグランプリに輝きました。

道徳教育にマインドフルネスを取り入れるという斬新かつ効果的な政策案です。

発表の様子は動画をご覧ください。

 

 

以下、発表内容を簡単に紹介していきます。

(コンテストの様子は以下の記事をご覧ください。)

結果発表【政策立案コンテスト2017】

 

 

 

①教育の目的は人格

教育基本法 第1条によると、教育の目的は人格の完成です。

 

   第一章 教育の目的及び理念

(教育の目的)
第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

第165回国会における文部科学省成立法律 教育基本法 – 001.pdf
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/kakutei/06121913/06121913/001.pdf

 

人格は心を磨くことで成長します。

 

 

 

②心の働き「知情意」

心の働きには「知性」「感情」「意志」の3つの働きがあるといわれています。
(哲学者によってそれぞれに対する表現は様々です)

それぞれを教育する授業は以下の通り対応しています。

知|国語、算数、英語、理科、社会など

意|課外授業など

 

情はどのように育むのでしょうか?

 

 

 

③情操教育の課題

情は道徳的情操、芸術的情操、宗教的情操などの情操を教育することが大切と言われます。

それぞれを教育する授業は以下の通り対応しています。
(ちなみに、情操教育には授業以外の時間や家庭環境、日常のコミュニケーションも大切と言われています。)

道徳|道徳科

芸術|音楽、美術、書道など

宗教|無し

 

まとめてみると、宗教的情操を育む機会が無いことが分かります。

専門家もこの部分は課題として指摘しています。

 

 

 

④法の壁|宗教教育は困難

教育基本法 第15条によると、学校における特定の宗教のための宗教教育、宗教的活動は禁止されています。

 

(宗教教育)
第十五条 宗教に関する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会的生活における地位は、教育上尊重されなければならない。

2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

第165回国会における文部科学省成立法律 教育基本法 – 001.pdf
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/kakutei/06121913/06121913/001.pdf

 

つまり、キリスト教のお祈りや、仏教のお経など、特定の宗教を体験して教育するというのは実現不可能ということです。

 

 

 

⑤マインドフルネスという提案

そこで、この政策では「マインドフルネス」を用いた宗教的情操教育を提案します。

マインドフルネスは「こころのエクササイズ」です。

もともとは仏教の修行法である「禅」やインドの諸宗教に関係する「ヨガ」と西洋科学が結びついた物です。しかし、マインドフルネスには特定の宗教のイメージは付いていません。

マインドフルネスであれば、日本の教育現場でも用いることが出来ます。

 

 

 

⑥マインドフルネスの科学的効果

マインドフルネスには様々な効果が科学的に解明されています。

  1. 不安・ストレスの軽減
  2. ヒーリング効果の向上
  3. 大脳皮質の発展
  4. 共感力の向上
  5. 自己評価力の上昇

 

 

 

⑦マインドフルネスの導入例

マインドフルネスは様々なシチュエーションで導入されています。

その活用範囲はビジネスや医療はもちろん、教育やスポーツの分野まで様々です。GoogleやYahoo!など、多くの一流企業でも浸透しています。

アメリカでは刑務所や教育現場での実践例もあり、効果的だという報告が上がっています。

 

 

 

⑧期待される教育効果

マインドフルネスを学校教育に導入することが出来れば、宗教的情操教育の第一歩となることが予想されます。

その結果として、生徒の情操が健全に成長し、人格の完成という教育の目的を果たす一助となることでしょう。

社会で問題になっているいじめや自殺、自尊感情の低さなどと言った課題も、改善に向かうことが期待されます。

 

 

※プレゼン資料は以下を参照してください。

 


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