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目的を持つだけではダメな理由<前編>

time 2018/01/10

目的を持つだけではダメな理由<前編>

「僕らの世代にとっての挑戦は、“誰も”が目的意識を持っている世界を創り出すことだ」

こう語ったのは、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏。
2017年5月25日、母校であるハーバード大学卒業式のスピーチの一節です。

この時点で若干33歳の彼は、自分が「ミレニアル世代(デジタルネイティブであり、新しい価値観持って世界を変える世代)」だという明確な意識を持っています。

目的意識を持った世界?

それでは、誰もが目的意識を持っている世界とはどういう世界なのでしょうか?

私たちは勉強でも仕事でも、何かをする時に常に目的を持っています。しかし、その目的の質は人によって様々です。

目的の質

例を挙げたいと思います。渋谷の駅前でゴミ拾いをボランティアでやっている三人の大学生がいて、仮にA、B、Cさんとします。

Aさんのゴミ拾いをやる目的は、友人から誘われたので、嫌われないように友人との関係に配慮することでした。

Bさんのゴミ拾いをやる目的は、ボランティア経験の実績を積み上げて、就活で話す材料にすることでした。

Cさんのゴミ拾いをやる目的は、2020年の東京オリンピックを迎えるにおいて、欧米諸国と比較して街の中にゴミ箱が非常に少ない日本の現状を解決するのためのPJを立ち上げることでした。
このままでは多くの外国人が来た時に、日本に来てよかったと思ってもらえないとの思いから、特に外国人が多い渋谷のゴミを拾いながらアイデアを考えることにしました。

傍目から見ればやっていることは同じように映るかもしれません。しかし、目的は全く違います。

大きな目的のために存在する意識

それでは、ザッカーバーグ氏の言うところの目的意識とは何を指すのでしょうか。答えは、その後のスピーチにおいて明確に表されています。

彼が言いたいのは、まさにCさんに代表される、より大きな、より崇高な目的のために自分が存在しているという意識のことです。

先ほどの例で言えば、成功するかどうかは別として、Cさんが一番充実感を得ているというのは想像に難くないのではないでしょうか。

「なぜ」ゴミ拾いをやっているかという動機や目的が、他の二人と全く違うからです。

“やるき”はどこから?

さらに、この「なぜ」という目的意識が最近の若者と上の世代では大きく異なるということが明らかになってきました。

ポジティブ心理学を提唱し、人間がどうすれば幸福になれるかを長年研究してきたアメリカの心理学者マーティン・セリグマン氏によると、人間の幸福は「達成」「快楽」「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」の5種類に分けられるそうです。

IT批評家である尾原和啓氏は、その5種類の中でいわゆる上の世代が重視してきたのが「達成」と「快楽」であり、それに対して今の若い世代が大切にしているのが「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」であると、著書「モチベーション革命」の中で述べています。

「乾けない世代」

敗戦の何もないところから物質的に豊かになることが直接社会の発展につながっていく感覚を持っていた世代にとっては、社会的地位を築き上げ、お金持ちになっていくことは魅力だったのでしょう。

しかし飽食の時代に生まれた若者たちは、既に恵まれすぎていて物質的に豊かになることにさほど関心がない人が多いようです。

どん欲に何かが欲しいと乾けない、尾原氏はこの世代のことを「乾けない世代」と命名しました。

乾けない世代のモチベーションとは?

それでは乾けない世代はやる気がないのか。そうではありません。実は、最初に触れたザッカーバーグ氏はまさに「乾けない世代」の典型だからです。

彼は億万長者でありながら、着る服はシンプルなTシャツやパーカーにジーンズ。車や家にもさほどこだわりはありません。

その代わり、世界を良くしていきたいという「意味合い」に「没頭」しており、それが彼のモチベーションになっています。

この時代の若者にとって「意味」を感じられることに「没頭」することが重要だとするならば、それにふさわしい人生における目的を確立することが重要になることでしょう。

それでは、このためならば頑張りたいという明確な目的(WHY)があれば、全てうまくいくのでしょうか。そういうわけではなさそうです。

 

・・・続きは後半で・・・

※何が大切か、考えてみてから後半を読んでみてください。

目的を持つだけではダメな理由<後編>

(広報担当T)

 

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