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「人間」を研究する新・学問が必要?TRP2017

time 2017/05/13

「人間」を研究する新・学問が必要?TRP2017

みなさんGWはどのように過ごされましたか?

私は、普段は仕事で会えない家族に会ったり、少し遠出して、昔の友人に会ったり・・・。やはり、家族や友人というのはいいものですね。

「TOKYO RAINBOW PRIDE 2017」

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みなさんも様々な人たちとの交流があったとは思いますが、少し目を引いたのが、「東京レインボープライド」というイベントです。

「東京レインボープライド」とは、公式HPによると、「パレード」、「フェスタ」をメインイベントとしたもので、性的指向や性自認(SOGI=Sexual Orientation, Gender Identity)のいかんにかかわらず、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、各個人が幸せを追求していくことができる社会の実現を目指すイベントの総称だそうです。

こうしたイベントを通して、「“性”と“生”の多様性」を祝福する場を提供することが目的のようです。

TRP2017 イベントについて|東京レインボープライド
http://tokyorainbowpride.com/about-trp2017

このGWのイベントには、あの「雪の華」でおなじみの歌手、中島美嘉さんも賛同していて、スペシャルライブに登場したそうです。ちょっと行きたかったのですが、都合が合わず・・・。

 

最近、SNSなどで、顔を公開して、自分が性的少数者であることを告白し、理解を求める記事や動画がよく見られるようになりました。

告白することで、未だに好奇の目で見られることは承知の上で、性的少数者に対する差別や偏見を社会に自覚させ、それを撤廃するよう促す姿に、純粋に感動します。

「性科学」

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こうした動きは最近のことですが、「性」に関する科学的な研究は、1889年に誕生したそうで、100年以上も前からあるようです。

2012年2月に発売された『性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか』(オギ・オーガス 著、サイ・ガダム著、坂東智子翻訳)、タイトルは非常にセンセーショナルですが、中身は非常に興味深い内容です。

ニューズウィーク日本版ウェブサイトで紹介されていたのですが、過去の様々な研究結果を紹介しながら、男と女のどちらを好きになるかは、本能によるものであり、必ずしも社会的環境に依存するものではないと結論づけているようです。ウェブサイトから一部引用すると、

 このふたつの「自然の実験」は、僕たちに何を教えているだろうか?どちらの実験も同じ結論を示している。人が男と女のどちらに性欲を抱くかは、何か本能的なものによって決まる、ということだ。人間性を形成する時期に、社会から特定の性行為に関わるよう促されたとしても、それによって大人になったときの好みが決まるとは限らない。(中略)男性が男女のどちらを好むかという基本的な嗜好は、社会環境とは無関係のようだ。

「男と女のどちらを好きになるか」は育つ環境で決まる?|ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7544_1.php

つまり、人が男と女のどちらに性欲を抱くかは先天的なものなようです。

一方で、過去のトラウマや家庭環境など後天的な理由も一部あるとは思います。

でもそれは、何か良くない現象が本能的なものを「歪めてしまった」と言えるのかもしれません。

超学問的、横断的視点

人間の「性」「生命」

私たちが、「性」や「生命」について考えるとき、最終的には、人は何のために生まれ、生きているのか・・・という哲学的な疑問にたどり着いてしまう気がします。

人間と動物はどう違うのか、人間とロボットやAIについて、様々な科学者、哲学者が研究を行っています。

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高橋透教授(早稲田大学文化構想学部教授、著書に『サイボーグ・エシックス』、『サイボーグ・フィロソフィー』、『文系人間のための「AI」論』がある)によると、人間の脳には可塑性という能力が備わっているので、環境や状況の変化に応じて、脳内のニューロンの配線を変えて柔軟に対応することができるそうです。

そのため、人間は、新しい局面に対応し、自分自身を新しいものへと変えることができる可能性をもっていて、ポストヒューマン(人類進化)に発展することもありえるとか。

また、今のロボットやAIと比べて人間が「意識」を持てるのは、自己反省(哲学的には、「反照」と言うらしい)をできるからだそうです。

自分が自分であると考えられるのは、「自分が自分を対象化して、反省して眺めてみることができる」からとのこと。

文系人間が「AI」について考える意味 「ゴースト・イン・ザ・シェル」が提示する「人間とは何か」|ZUU online
https://zuuonline.com/archives/150628

 

そういえば、「祈る」ことは人間にしかできないと聞いたことがあります。

脳科学の分野でも、哲学や宗教の分野でも、人間の可能性、神秘性は未だ研究中なようですね。

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人間は「小宇宙」

こうしてみると、本当に、人間がどうあるべきか、どう生きるべきかを考えようとしたら、あっという間に、脳科学、哲学、宗教・・・一つの分野には収まりません。

だれかが人間は「小宇宙」であると言ってましたが、なにやら実感が出てきました。

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前述の「人が男と女のどちらに性欲を抱くか」という疑問もさることながら、人が人を愛するということ、家庭をもつということ、生きること等々、人間そのものについての疑問を解決しようとするとき、科学や哲学・思想、宗教など各分野を横断して研究する分野が出てこないといけないのかもしれません。

そうした新しい分野の学問が出てきたら、大学はもっとおもしろくなるかもしれませんね。

人間が本当になりたい姿を見いだせる、いつかそんな学問が生まれてこないかな・・・。未来に希望を託してみたいなと思っています。

 

連休明けから急に暑くなりましたが、くれぐれも皆さま、ご自愛なさってください!

(広報担当N)

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