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佐賀大学裁判第11回期日

time 2013/11/30


佐賀大学CARPの卒業生(2013年佐賀大学卒)とその両親(統一教会員)が信教の自由と名誉感情を侵害されたとして、同大学と同大学M准教授に対して損害賠償請求を求めている裁判の第11回期日が11月29日、佐賀地方裁判所で行われました。今回は、CARP関係者が裁判を傍聴しましたので、その様子を報告します。

被害内容

2012年2月10日、被告M准教授の研究室に呼び出され、信仰を侮辱した発言を受ける。

CARPおよび統一教会からの脱会を執拗に迫られる。

統一教会の合同結婚式は「犬猫の結婚」であり、原告ら家族の生活は「犬猫の生活」であると侮辱。

 

以下、傍聴者からの報告

原告側の主尋問で原告の女性は、研究室の教員(被告)から信仰を侮辱され、棄教を迫られたと主張し、涙ながらに被害を訴えていました。被告教員は視線を外し、まともに原告を見ることができないでいるようでした。彼女は同時に「被告佐賀大学は、『カルト』に入信した学生がいれば、そこから抜け出させるように指導してほしいと教職員に要請していた」と主張し、「信仰を持つことにまで大学が干渉するのはおかしい。裁判所で正しい判断を行って下さい」と声を震わせながら述べていました。

被告側の主尋問では、「配慮が足りない物言いをしたが、当時学生だった原告から統一教会の信仰について悩んでいると相談があったため、その信仰は辞めた方がいいと指導した」「統一教会という間違った宗教に走ってしまった学生を正しい道へ導くのは、指導教員として当然の責務だと思った」などと主張し、あくまで相談があったために指導したに過ぎないと主張していました。しかし、原告側弁護士から法廷に直接出された弾劾証拠で、信仰について相談したことはないと明らかにされ、被告教員は「相談をされているように感じた」などと曖昧に答えており、嘘の証言をしていたことをごまかしているようでした。

一方、被告佐賀大学は、被告教員が大学の指導にはない勝手な個人的指導をしたという内容の質問をし、被告教員もそれを認めていました。ところが、原告側弁護士による反対尋問において、被告教員は「学生指導というのは個人の信念と渾然一体となっているものであり、実際には区別しようがなく、今回も学生指導の一環として原告に対して指導した」と主張し、大学教員としての業務の一環として行った事実を認めました。さらに、「提訴前、原告側弁護士に通知書を送られていたにもかかわらず、被告佐賀大学は被告教員に対して指導しなかったばかりか、事情聴取さえ一切無かった」と告白してしまい、被告佐賀大学の責任放棄の実態が明らかになりました。

3時間を越える尋問の中で、被告佐賀大学の弁護士は、決められた尋問時間を超過したり、本件とは直接関係ないことを執拗に聞いたり、被告佐賀大学として本件行為に責任を持たないと言わんばかりの尋問を繰り返していました。

そもそも、被告佐賀大学は、日常的に統一教会、CARPは「カルト」であると批判し、軽蔑していたのだから、影響を受けた被告教員が「学生生活指導」によって本件被害を起こすかもしれないと予想することはできたのではないかと思わされました。

次回は結審で、来年2月14日に期日が設けられる予定です。